物体の正体
ガソリンは炭化水素といわれる炭素と水素からできている化合物です。
これを燃やせば炭素は二酸化炭素に水素は水になります。
四輪車で始動直後などにマフラーが十分に暖まっていない状態で排気口から水が垂れています。
どこからも水が入る事の無いようなエンジンですが、燃焼室内でガソリンが燃焼し、出てきた水分はピストンリングの極僅かな隙間からクランクケース内へ進入し、エンジンオイルは水分と接触します。
三元触媒の反応から出る水分などはブローバイから吸い、エンジン内へ進入してきます。
元々エンジンオイルの成分には防錆剤などの洗浄する添加剤が含まれており、多少の水分ではエンジン内のパーツは錆たりすることはないので安心です。
が、オイル内の水分の量が多くなり過ぎると蒸発した水分はオイルが混じった乳化した物体となり、比較的温度差のあるフィラーキャップの裏や、ブリーザータワー、キャッチタンクなどに蓄積してしまいます。



まれに、オイルレベルゲージの窓が白くなっている事がありますが、あれは乳化したものが結露したもと言われています。
だいぶ前に聞いた話になりますが、「オイルレベルゲージの窓が白くなっている。どっかからエンジン内に水が入っている!エンジンをばらして原因を調べろ!」と言われ、お客様の前でエンジンをばらし、説明したという話を聞いた事があります。
結論としてエンジンオイルは高温、高回転の状況で常にエンジンを守っている訳です。
長く使用すれば熱や空気による酸化、添加剤の消耗や混入物による汚れなどで性能が落ちるのは当然の事なのです。
つまりパワーダウンにもなり、燃費も悪くなります。
オイル交換の目安は使用目的などで変わりますが、通常2500~3000km以内での交換が良いでしょう。